先日の成人式で詐欺貸衣装屋がニュースで話題になっていました。
このニュースを見て直ぐにこれは計画的だと思いました。 解っていて予約をとり支払いだけを先にさせる。
このパターンは色んな業界でも有る話です。
私たちの写真業界でも北海道では子供写真館が同じ事をやって逃げた輩がいます。
全道各地で店舗展開しながら倒産前でもお客様を集めて撮影するだけしてドロン！ 結局撮影した写真は一枚もお客様に届くことが無かったようです。 そのうちの一軒が岩見沢にもありました。スタジオア〇
弊社が昨年3月にオープンして以来その店のアルバムを持って御相談に来られるお客様が後を絶たない状態でした。
今までは他所の店のアルバムに私の写真を足す事はしたくないと思っていました。
何故なら私は夢物語という看板を背負っているし、これまで子供写真館とは一線を敷いて自分の信念をもって仕事をしてきたからです。
金儲けに走るなら子供写真館のやり方が一番利益を生むでしょうが私は写真を残す意味をお客様に伝えていきたいと願い、あえて写真で勝負してきたつもりだから・・・
でもお客様の立場に立ってみれば自分の大切なお子さんの成長を祈りながら撮り溜めてきた大切な一冊です。もしその逃げた写真屋が今も存在すればこの先もそのアルバムに写真を増やしていけたはず。 だから他所の写真館のアルバムも持ち込みＯＫにしました。 そんな思いの中で、今回成人の日にニュースを見て憤りを感じています。 衣装屋が独自に写真撮影をして管理していたのか、それとも写真館に委託していたのか。 もし委託された写真館があるのならお客様の前撮りのデーターはあるはずだから少なくとも
写真だけは残してやれるはず。でも今のところそういう話は聞こえてきません。
多分衣装屋の中に特設スタジオを設けて自分のところの素人スタッフかアルバイトカメラマンに撮らせて管理していたのだと思います。衣装も無い、写真も残らない。
これまで20年間育ててきた親御さんの気持ちを考えると悲しくなります。
そんな中、岩見沢でも写真屋がやらかしてくれた様です。 お客様から写真代金を二重取りしていたらしく、現在調査中との事です。 貸衣装屋さんで成人の衣装を借りると最初から写真が1ポーズセットになっていて
その写真代は衣装屋から写真館に先払いで支払われていました。 しかしその写真屋はその事をお客様に説明せずに撮影をしてその写真代金をお客様にも請求して支払わせていたそうです。お客様がそれに気付き衣装屋さんにクレームを付けた事で調べると一人のお客様だけではなく他のお客様からも同様の事をしていたとの事です。 一人だけなら間違えもあるかもしれないけど間違いでは済まされません。 弊社も同じ衣装屋さんから何軒か御紹介を受けました。 セットになっているのは1ポーズだけですが、弊社では敢えて2ポーズセットにさせて頂き、他に欲しいお写真があればお客様の自由に購入して頂く形でやらせて頂き、お客様にも事前にその事をきちんと説明させて頂きながら撮影させて頂いていました。 その隣で料金の二重請求をしているバカが居たなんて信じられません。 もしきちんと組合等に入っているのであれば大問題になっていたかもしれません。 この写真屋はＨＲＥＮＯＨＩのニュースを見て、今どう感じているのだろう？
こういう事件があれば我々写真業界の人間も気を引き締めていかなければならい処なのに・・・ 怒りより凄く悲しい気持ちにさせられました。